【2月22日 Xinhua News】中国の動画大手「優酷(Youku)」がこのほど発表した「2021年春節連休オンライン動画データ報告」で、1月28日から2月16日のオンライン映画・ドラマ視聴者数が前年同時期比20・0%増の延べ23億人だったと明らかにした。1日当たりの視聴時間は19・6%増の1・5時間となった。

 現在地での年越しが提唱されたことで、オンライン映画・ドラマの視聴は春節期間の重要活動となった。うち広東(Guangdong)、江蘇(Jiangsu)、湖北(Hubei)各省がアクティブユーザー数で全国トップ3となり、浙江省(Zhejiang)と四川省(Sichuan)がそれに続いた。

 都市別では、新一線都市と呼ばれる成都(Chengdu)、重慶(Chongqing)、杭州(Hangzhou)など15都市から6都市がトップ10に入った。杭州、南京(Nanjing)、武漢(Wuhan)、蘇州(Suzhou)、成都、重慶のアクティブユーザー数は前年同時期の2倍となった。これらの都市のユーザー数の増加は、多くの人が現在地での年越しの呼び掛けに応じ、帰省をせずに勤務地にとどまったことを証明している。

 現在地での年越しは、中国三大都市の北京、上海、広州(Guangzhou)の1日当たりの視聴時間を増加させた。3都市の1月28日から2月16日の1日当たり視聴時間はいずれも上位5都市にランクインしており、伸び率は全国平均を上回った。

 若者間でのオンライン映画・ドラマ視聴の流行は、今年に入り流れが一層加速した。統計によると1990年代生まれの割合が54・1%と最も高く、中でも25~29歳の割合が3割近くを占めた。全年齢層における女性の割合が54・3%と過半数を占めたことも分かった。(c)Xinhua News/AFPBB News