【2月22日 Xinhua News】中国のゲーム産業は「90後」(1990年代生まれ)の若者に多くの雇用機会を提供しており、「ゲームをする」だけでなく「ゲームをつくる」にも携わるという理想を現実のものにした。

 中国ゲーム大手の網易(ネットイース、NetEase)でゲーム「第九所」を担当する馬志遠(Ma Zhiyuan)氏は、2013年に清華大学(Tsinghua University)を卒業後に広州(Guangzhou)へ来て、ゲームデザインに関する仕事をしている。馬氏は「ゲーム設計やゲームデザイナーの仕事は簡単に言うとゲーム開発で、ゲーム世界の構成やルール、キャラクター、内容は全て、ゲームデザイナーがつくる。大きな仮想世界を作り出すことは、十分な満足感を得られる」と紹介。

 さらに「どの時代にも文化分野で人気のジャンルがあるが、ゲームは情報時代に最も人気を博し、表現力のある芸術ジャンルの一つだ。私たちのゲーム制作は、エンターテインメントや余暇の楽しみの提供だけでなく、今の時代の声を発信している」と語った。

 ゲーム産業の急成長に伴い、ゲーム大手の騰訊控股(テンセント、Tencent)や網易、完美世界、遊族網絡などはここ数年、オンラインゲーム事業への投資と人材確保を強化しており、中国のオンラインゲーム人材を急成長させている。人材サービス企業の鋭仕方達人力資源集団によると、オンラインゲーム産業の人材には高学歴の人が多く、本科(4年生大学)卒が55%、修士課程卒が29%、博士課程卒が5%を占めるという。

 同業の同道猟聘集団傘下、猟聘シンクタンクの安志敏(An Zhimin)上席研究員は、ゲーム産業で働く人の平均年収は約22万元(1元=約16円)で全国の「中の上」レベルにあり、中でもeスポーツのライブ中継に関わる仕事をする人の月収は平均2万7千元と紹介した。

 広東省ゲーム産業協会が発表した「2020年広東ゲーム産業データ報告」によると、同省ゲーム産業の売上高は2千億元以上に達し、ゲーム企業数は1万社を超えた。(c)Xinhua News/AFPBB News