【2月22日 AFP】20-21スペイン1部リーグは21日、第24節の試合が行われ、FCバルセロナ(FC Barcelona)は89分に失点し、ホームでカディス(Cadiz CF)と1-1で引き分けた。

 これがリーグ通算506試合目の出場となり、チームの歴代最多記録を更新したリオネル・メッシ(Lionel Messi)はPKで先制点を奪い、バルセロナが接戦を制するかに思われた。

 しかし、バルセロナは何度もあったチャンスから追加点を奪えず、クレマン・ラングレ(Clement Lenglet)が脚を大きく振ってルーベン・ソブリノ(Ruben Sobrino)を倒してしまうと、アレックス(Alejandro Fernandez Iglesias 'Alex')にPKを決められカディスに追いつかれた。

 20日の試合で首位アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)がレバンテ(Levante)に敗れたため、優勝争いをしているライバルにとってはチャンスになっていたが、勝利を逃したバルセロナは勝ち点差を1しか縮められなかった。

 前週の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2020-21)でパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)に大敗するなど、苦難が続くバルセロナのロナルド・クーマン(Ronald Koeman)監督は「とてもがっかりしている」とした上で、「火曜日(16日)の試合後以上かもしれない。リーグ戦では好調だったし、上位陣との差を縮められるはずだった」と続けた。

「問題が多くあったわけじゃない。われわれのクオリティーをもってすれば勝つべき試合だが、それができなかった」

 リーグ戦で7連勝中だったバルセロナは、この一戦に勝利していればアトレティコを再び視界に捉えるはずだったが、その勝ち点差は8となっている。2位につけるレアル・マドリード(Real Madrid)はアトレティコに3ポイント差と迫っているが、消化試合数は一つ多い。(c)AFP/Thomas ALLNUTT