【2月21日 AFP】米フロリダ州オーランド(Orlando)で今月末に開かれる保守派の集会で、ドナルド・トランプ(Donald Trump)前大統領が演説を行う予定であることが分かった。関係者が20日、明らかにした。1月20日にホワイトハウス(White House)を去って以降、トランプ氏による公の場での本格的な演説は初めてとなる。

 トランプ氏が演説を行うのは米国最大級の保守派の会合「保守政治行動会議(CPAC)」で、今月28日に行われる。

 関係者はAFPに対し、トランプ氏が「共和党の今後と、保守派の動きについて語る」とともに、ジョー・バイデン(Joe Biden)大統領の移民政策に疑問を呈するものとみられると述べた。

 バイデン氏はこれまでトランプ氏への言及を避けるよう努めており、「前任の人」と呼ぶ場面もあった。

 また、民主党はトランプ前政権の政策を転換し、不法移民1100万人への市民権の付与に道筋を付ける法案を発表している。

 トランプ氏は、先月6日の米議会襲撃事件を扇動した罪で2度目となる弾劾裁判を受けたが、米政界で今も強い影響力を持ち続けている。

 米キニピアック大学(Quinnipiac University)が今週行った調査によると、トランプ氏に党内で中心的な役割を担ってほしいと考えている共和党員は全体の4分の3に上っている。(c)AFP