【2月21日 AFP】20-21スペイン1部リーグは20日、第24節の試合が行われ、レアル・マドリード(Real Madrid)はMFカゼミーロ(Casemiro)のゴールが決勝点となり、敵地でレアル・バジャドリード(Real Valladolid)を1-0で下して4連勝をマークした。この一戦の前には首位アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)がレバンテ(Levante)に0-2で敗れており、2位レアルとの差は3ポイントとなった。

 レバンテとの連戦で2連勝すればレアルとの勝ち点差を11にまで広げられる可能性もあったアトレティコだが、17日の試合を1-1で引き分けると、この日はまさかの黒星を喫し、6ポイントあったレアルとの差は手が届くほどまでに縮まった。

 消化試合数はアトレティコの方が一つ少ないものの、カゼミーロが後半にヘディングを決めて不振のバジャドリードに勝利したレアルはまたしてもプレッシャーを強めた。

 カゼミーロは「アトレティコが負けたからじゃない。僕らはリーグで優勝できると信じている」とコメントした上で、「(獲得できる)勝ち点がまだ42も残っている。十分なポイント数」と続けた。

 レアルはこれで4連勝となり、うち3試合でのクリーンシート達成は、昨季のリーグ優勝を果たす上で大きな柱となった守備面が改善されていることを示唆している。

 エデン・アザール(Eden Hazard)やセルヒオ・ラモス(Sergio Ramos)、ダニエル・カルバハル(Daniel Carvajal)らが離脱しているレアルでは、新たにカリム・ベンゼマ(Karim Benzema)もけがでチームを離れることになり、何人かの主力選手を欠く中で好調を維持している。

 離脱中のベンゼマが、24日に行われる欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2020-21)のアタランタ(Atalanta)戦に間に合うよう取り組む中、ジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)監督は「良くなっている。あすには分かるが、リスクを負うつもりは一切ない」と述べた。(c)AFP/Thomas ALLNUTT