【2月21日 AFP】20-21イングランド・プレミアリーグは20日、第25節の試合が行われ、エバートン(Everton)はリシャルリソン(Richarlison)とギルフィ・シグルズソン(Gylfi Sigurdsson)の得点でリバプール(Liverpool FC)を2-0で下し、22年ぶりにアンフィールド(Anfield)でのマージーサイドダービーを制した。

 2010年の白星を最後に、直近23度のダービーはどのスタジアムでも勝利できていなかったエバートンだが、無観客の敵地でリバプールの無敵ぶりが失われているこのチャンスを存分に生かした。

 今回の勝利でリバプールに勝ち点で並んだエバートンは、消化試合数が一つ少ない中でトップ4入りを争うことになる。

 一方、ホームでのプレミアリーグ無敗記録が前月に68試合でストップしたリバプールは、これで1923年以来となるホームでのリーグ戦4連敗。4位と3ポイント差で6位のままとなっており、来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2021-22)出場権を失う深刻な危機に直面している。

 さらに、キャプテンを務めるジョーダン・ヘンダーソン(Jordan Henderson)が筋肉系のトラブルで前半途中にピッチを後にしたため、負傷者が続出しているリバプールはまたしても打撃を受けることになった。

 キックオフからわずか3分で失点したリバプールのユルゲン・クロップ(Juergen Klopp)監督は「必要のない方向に試合を進めてしまった」とコメントし、「追わざるを得ない立場となり、シュートの場面では冷静さを欠いていた」と続けた。(c)AFP