【2月20日 AFP】(更新)全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2021)は20日、女子シングルス決勝が行われ、大会第3シードの大坂なおみ(Naomi Osaka)は第22シードのジェニファー・ブレイディ(Jennifer Brady、米国)を6-4、6-3で下し、2年ぶり2度目の優勝を果たした。 

 大坂が四大大会(グランドスラム)を制すのは、2018年と昨年の全米オープンテニス(US Open Tennis Championships)、2019年の全豪オープンに続き4度目で、グランドスラムの決勝では全勝となった。最新の世界ランキングでは2位に浮上する。

 表彰式で大坂は、ブレイディに対し「数か月前に全米オープンの準決勝で対戦して、今回も厄介な相手になるとみんなに言ってきた」と話し、「実際に自分が正しかった。この数か月のあなたの成長は素晴らしい。それを見て本当にすごいと思う」と語った。

 また、観客に対しては「観戦に来てくれてありがとう。最高の気分」と感謝し、「前回のグランドスラムは無観客でのプレーだったから、このエネルギーをもらえることに大きな意味がある」と話した。

 大坂は接戦となった第1セットを制すと、第2セットでは2度のブレークを奪い、数千人のファンが集ったロッド・レーバー・アリーナ(Rod Laver Arena)で77分で勝利を収めた。自身と同じ強打のブレイディを安定感で追い込んだ大坂は、勝利が決まるとラケットを頭上に掲げ、大歓声が上がる中で静かに優勝を喜んだ。

 今大会ではガルビネ・ムグルサ(Garbine Muguruza、スペイン)との4回戦で2度のマッチポイントをしのいで勝利すると、準決勝では自身のアイドルでもあるセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)をストレートで倒した。(c)AFP