【2月21日 Xinhua News】国際学術誌「Nature Astronomy」電子版は19日、中国初の硬X線変調望遠鏡衛星「慧眼」の最新観測結果を掲載した。

 それによると、同衛星は謎の高速電波バーストに関連する最初のX線バーストを発見し、それが銀河系内の「マグネター」と呼ばれる非常に強力な磁場を持つ中性子星「SGR J1935+2154」からのものだと確認。このX線バーストに含まれる二つのX線パルスが高速電波バーストの高エネルギー対応天体(カウンターパート)であることを世界で初めて証明した。

 この発見は、世界の他の望遠鏡の観測結果と合わせ、高速電波バーストがマグネターのアウトバーストから発生する可能性があることを証明するとともに、高速電波バーストの起源の謎を解明し、高速電波バーストの放射メカニズムやマグネターのアウトバーストメカニズムを理解する上で、極めて重要なデータを提供した。(c)Xinhua News/AFPBB News