【2月22日 Xinhua News】中国陝西省の建設工事現場で最近、古墓の発見が相次いでいる。地下鉄工事に伴う考古学調査で1300基余り、空港拡張工事に伴う発掘調査では3500基余りが見つかった。

 西安市郊外で建設が進められている西安地下鉄8号線の長鳴路車両区間は、隋・唐代の墓が密集している地域で、西安市文物保護考古研究院が昨年4月から考古学調査を実施。これまでに古墓1356基と古窯4基を含む古代の各種遺構1574カ所が見つかっている。西安地下鉄8号線は環状線で、全長約50キロ。西安市文物局によると、今月5日からこれまでに古墓数十基が発掘され、陶器や鉄器、磁器などさまざまな遺物が約140点(組)出土した。

 西安咸陽国際空港の第3期拡張工事現場では、陝西省考古研究院の専門技術者60人余りと作業員900人余りが春節(旧正月)期間中も発掘調査を行い、各時代の古墓3500基余りを含む古代の各種文化遺跡計4600カ所余りを発見している。(c)Xinhua News/AFPBB News