【2月20日 AFP】米大リーグ(MLB)機構と選手会(MLBPA)は19日、本格的な春季キャンプの開始前に実施された新型コロナウイルスの検査で、選手9人とスタッフ4人の陽性者が出たことを明らかにした。

 MLBが定めた新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策の下、合計11球団を対象に行われた最初の検査では、採取された4336件の検体から陽性率0.3パーセントに相当する計13人の陽性が確認された。

 医師や感染症専門家からの勧告を受けた後、リーグと選手会が合意した2021年シーズンの規則では、全球団のロスター登録選手およびキャンプ招待選手とスタッフは、ウイルス検査をはじめ5日間の自宅隔離や体温測定、さらには唾液採取と抗体検査などのスクリーニングプロセスが義務付けられることになった。

 検査でクリアとなれば、定期的なモニタリング検査を受けることになっている。同検査ではこれまで2298件の検体が採取されており、分析の結果では陽性者は一人もいなかった。

 2021年シーズンは春季キャンプを経て今月28日にオープン戦が始まり、4月1日に開幕を迎えることになっている。(c)AFP