【2月20日 Xinhua News】中国は重要水利施設建設工事を加速している。

 水利部企画計画司責任者はこのほど、次のように説明した。2014年から172件の重要水利施設建設を開始した。これまでに着工されたのは149件で、建設中施設の投資規模は1兆元(1元=約16円)を超えている。うち長江水系から水不足の北部に水を送る「南水北調」の東ルートと中央ルートの第1期工事など36件の施設が完成し、効果を発揮している。

 172件の建設が加速している一方、新たな水利施設も計画され、昨年とそれ以降の後続重点推進150件が決まった。洪水・減災、水資源最適化配置、かんがい節水・給水、水生態保護・修復、スマート水利の5種類の施設で、これらが完成すると、洪水対策のための貯水容量が約90億立方メートル増え、河川整備の長さが約2950キロ延び、かんがい面積が約2800万ムー(約187万ヘクタール)増え、年間給水能力が約420億立方メートル増える。(c)Xinhua News/AFPBB News