【2月19日 AFP】絶滅が危惧される鳥などの動物をインターネット上で違法に販売していたとして、インドネシアの警察当局が複数の容疑者を逮捕した。押収・保護された動物には、トビやカワリクマタカ、オオバタンなどの鳥類の他、サルの一種ジャワルトンも含まれていた。

 警察は、保護の対象となっている動物をフェイスブック(Facebook)上で販売したとしてインドネシア・東ジャワ(East Java)州で男らを逮捕。国際自然保護連合(IUCN)の「レッドリスト(Red List of Threatened Species)」で危急種となっているオオバタン十数羽を含む、動物や鳥を保護した。また、輸送する際に容器として使っていたとみられる大きなプラスチック製のパイプも証拠として押収した。

 警察によると、男らは動物1個体につき1000ドル(約10万円)以上で販売していたという。

 世界有数の動物種を誇るインドネシアでは、違法な生体取引が横行している。

 映像は押収・保護されたジャワルトンの赤ちゃんや鳥類。17日撮影。(c)AFP