【2月19日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2021)の女子シングルスで決勝進出を果たした大坂なおみ(Naomi Osaka)は、18日の準決勝でセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)に勝てたのは、ギリシャ料理を食べる決断を下したのが前兆だったかもしれないと首をかしげた。

 これまでにも不思議な体験を告白している大坂は、男子シングルス準々決勝でギリシャ出身のステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas)が四大大会(グランドスラム)通算20勝のラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)を倒す前日に、いつも食べている日本食からギリシャ料理に食事を変更したのだという。

 セレーナに6-3、6-4で勝利した準決勝の後、「すごく変な話だけど」と切り出した大坂は、「ここ3週間、試合の前日はいつも日本食を食べていたけど、きのうはギリシャ料理を食べることにした。それで寝て目覚めたら、チチ(チチパス)がナダルを倒していた」と言い、「もしや、これはサインかもしれない」と感じていたと明かした。

 今大会の大坂は、キャロリン・ガルシア(Caroline Garcia、フランス)との2回戦の前日に、試合に敗れる悪夢で目覚めたと話したこともあった。本人は正夢を見ることがあると語っていたが結局は逆夢に終わり、わずか1時間1分で勝利していた。

 テニス界で異彩を放ち続けている大坂は、準決勝を終えた後、ネット越しに小さくお辞儀してセレーナに敬意を表した。さらに、コートサイドのカメラレンズにサインする際には、姉に向けて「まり、グループチャットで変な画像を送ってくるのはやめて!」と文句を書き込んでいた。(c)AFP