【2月20日 CGTN Japanese】2月14日、220台の商品車を載せた国際貨物列車は、新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)の霍爾果斯口岸(コルガス出入国検査場)をゆっくりと通過し、カザフスタンへと向かいました。新疆の口岸にとって、西方向に向かう初めての完成車輸送国際貨物列車となりました。

 関係筋の話では、これらの完成車は日本で船積みされ、大連(Dalian)の大窯湾港から中国に入国した後、JSQ型自動車輸送専用列車に積み替えられ、新疆コルガス口岸からカザフスタンに向けて出国しました。29両編成の当該貨物列車には、日本原産の商品車220台が搭載され、約3日後に、カザフスタンなど中央アジアの自動車市場に到着する見込みです。

 これまで、日本産商品車を中央アジア地域に運ぶには、海上輸送でインド洋、地中海、黒海を通って、一旦ロシアに運び込まれてから、カザフスタンに仕向けるため、約80日余りもかかりました。今回のように、中国経由の完成車用複合一貫輸送ルートを利用する場合は、所要時間が半分以上の約30日間にまで短縮され、総合物流コストも効果的に削減できるとされています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News