【2月18日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2021)は18日、女子シングルス準決勝が行われ、大会第22シードのジェニファー・ブレイディ(Jennifer Brady、米国)が第25シードのカロリーナ・ムチョバ(Karolina Muchova、チェコ)を6-4、3-6、6-4で下し、第3シードの大坂なおみ(Naomi Osaka)が待つ決勝に駒を進めた。

 新型コロナウイルスの影響による5日間のロックダウン(都市封鎖)が明け、数千人のファンが戻ってきたロッド・レーバー・アリーナ(Rod Laver Arena)で、ビッグサーバーとして知られるブレイディは5度目のマッチポイントでムチョバに勝利し、初の四大大会(グランドスラム)決勝進出を決めた。

 オーストラリア到着後に14日間の完全隔離を強いられた中で最後まで生き残った女子選手となっているブレイディは、「脚が震え、心臓がばくばくしていた」と明かし、「まだ脚は元気だと感じていたが動かなかった。泥にはまったみたいだった」と話した。

 20日の決勝で対戦する大坂とは、劇的なフルセットマッチとなった昨年の全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2020)準決勝の再戦となる。大坂との対戦成績は、その試合の黒星を含め1勝2敗となっているブレイディは、「全米オープンではタフな試合を戦った。彼女は自分の中でトップ2に入る試合だったと話していた」と語った。

 大坂は先に行われた準決勝の試合で第10シードのセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)を6-3、6-4で破った。セレーナは今大会で歴代最多タイとなるグランドスラム通算24勝目を目指していたが、またしても記録達成はお預けとなった。(c)AFP