【2月18日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2020-21)は17日、各地で決勝トーナメント1回戦第1戦が行われ、ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)はアーリング・ブラウト・ハーランド(Erling Braut Haaland)が前半に2得点を挙げるなどし、セビージャFC(Sevilla FC)に3-2で逆転勝利した。

 敵地に乗り込んだドルトムントは、早々にスソ(Suso)にゴールを決められ昨シーズンのヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2019-20)王者であるセビージャに先制されたが、ハーランドのお膳立てからマフムド・ダフド(Mahmoud Dahoud)の得点ですぐに追いついた。

 27分に逆転弾をマークし43分にもゴールを決めたハーランドは、今季公式戦24試合でこれが25得点目。昨季チャンピオンズリーグデビューを果たしたばかりだが、弱冠20歳にして同大会の計13試合で18ゴールを挙げるなど得点を量産している。

 セビージャは途中出場のルーク・デ・ヨング(Luuk de Jong)が終盤に1点を返し3月9日の第2戦に希望をつないだが、準々決勝進出に近いのは依然としてドルトムントだ。

 セビージャのフレン・ロペテギ(Julen Lopetegui)監督は「負けるにはふさわしくなかったが、結局のところ相手の前線には世界屈指の選手がいた。避けられたかもしれない三つの場面で、彼に違いをつくられた」とコメントした。

 一方、グループステージ終了後に解任されたルシアン・ファーブル(Lucien Favre)氏の後任となったドルトムントのエディン・テルジッチ(Edin Terzic)監督は、スカイ・ドイツ(Sky Germany)で「今季のベストパフォーマンスの一つだった」と評した。

「この結果に満足しているし、あのような相手に勝利でき誇りに思う」 (c)AFP