【2月17日 AFP】イタリア南部シチリア(Sicily)島にある世界で最も活発な火山の一つ、エトナ山(Mount Etna)が16日、再び噴火し、噴煙柱が確認された。ただ当局は周辺の村への危険はないとしている。

 国立地球物理学火山学研究所(INGV)のステファノ・ブランコ(Stefano Branco)所長は、16日夕方にエトナ山の南東の火口で噴火が始まったとみられると明かした。しかし今回の火山活動については「全く心配ない」と述べた。

 とはいえ火山灰や小石が降っていることから、当局はカターニア(Catania)にある国際空港の閉鎖を決めた。緊急当局はツイッター(Twitter)に、エトナ山の麓にある3村の状況を注視していると投稿した。

 標高3324メートルのエトナ山は欧州で最も標高が高い活火山で、過去50万年の間に頻繁に噴火している。(c)AFP