【2月17日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2021)は17日、男子シングルス準々決勝が行われ、大会第4シードのダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev)は7-5、6-3、6-2で第7シードのアンドレイ・ルブレフ(Andrey Rublev)とのロシア勢対決を制し、自身初の大会4強入りを決めた。

 焼けるような暑さの中、ロッド・レーバー・アリーナ(Rod Laver Arena)で行われた厳しい戦いで、メドベージェフは自分より若いルブレフを打力で上回って連勝を19に伸ばし、自身初の四大大会(グランドスラム)制覇に近づいた。

 準決勝での対戦相手は、第2シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)と第5シードのステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)の勝者となる。

「酷すぎる」コンディションの中で両選手がけいれんした試合後にメドベージェフは、「最後の3ポイントは、サーブの準備に入った時に左脚を動かすことができなかった」と振り返り、「彼はかなり良いプレーをしていて、3セットで何とか勝利できたのは信じられない」とコメントした。

 メドベージェフはこれで、優勝したパリ・マスターズ(Rolex Paris Masters 2020)、ATPファイナルズ(ATP Finals 2020)、そして国別対抗戦ATPカップ(ATP Cup 2021)を含め、昨年11月から続く連勝記録も19に伸ばした。

 全豪で初の4強入りとなったメドベージェフは、2019年の全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2019)で決勝に、昨年の全米(US Open Tennis Championships 2020)でも準決勝に進出しており、グランドスラムでの成功の扉に次々に手をかけている。(c)AFP