【2月17日 AFP】世界保健機関(WHO)は16日付の疫学週報で、14日までの1週間に世界で確認された新型コロナウイルスの新規感染者数は前週比16%減の約270万人、死者数は同10%減の約8万1000人だったと報告した。

 WHOが地域事務局を置く世界6地域の新規感染者数は、前の週より7%増加した東地中海を除く5地域で2桁台の減少幅を記録。アフリカと西太平洋地域で20%、欧州で18%、南北米大陸で16%、南東アジアで13%減少した。

 WHOのテドロス・アダノム・ゲブレイェスス(Tedros Adhanom Ghebreyesus)事務局長は15日、新規感染者数は5週連続で減少し、500万人を超えていた1月4日の週に比べてほぼ半減したと指摘。「これは、変異株が現れているものの、基本的な公衆衛生対策がうまくいっていることを示している」と述べた。(c)AFP/Robin MILLARD