【2月17日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2021)は17日、女子シングルス準々決勝が行われ、大会第22シードのジェニファー・ブレイディ(Jennifer Brady)とジェシカ・ペグラ(Jessica Pegula)の米国勢対決は、ビッグサーバーのブレイディが4-6、6-2、6-1の逆転で準決勝進出を決めた。

 ブレイディはペグラとの友情をいったん忘れ、最後は力強く勝利を収めた。次は世界ランキング1位のアシュリー・バーティ(Ashleigh Barty、オーストラリア)を破った第25シードのカロリーナ・ムチョバ(Karolina Muchova、チェコ)と対戦する。

 またこれでブレイディは、オーストラリア到着後に14日間の完全隔離を強いられた中で最後まで生き残った女子選手となった。

 米ナショナルフットボール(NFL)のバッファロー・ビルズ(Buffalo Bills)のオーナーである資産家を父親に持つペグラについて、ブレイディは「私たちはとても良い友人同士。これからもたくさんタフな試合を繰り広げることになると思う」とコメントした。

 22本のウイナーと7本のサービスエースを決めたブレイディは、「彼女からの圧力を感じた。すごく積極的な選手だから」と話し、「だから相手を後ろに下げて、もっと攻めていくことを意識した。第3セットはとても良いプレーができたと思う」と続けた。

 四大大会(グランドスラム)では、このところの5大会中4大会で1回戦敗退に終わっていたブレイディだが、直近となる2020年の全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2020)では準決勝に勝ち上がり、敗れはしたものの、その後大会を制覇した大坂なおみ(Naomi Osaka)とフルセットの激闘を演じている。(c)AFP