【2月17日 AFP】インド中部マディヤプラデシュ(Madhya Pradesh)州シディ(Sidhi)で16日早朝、乗客50人以上を乗せたバスが深さ約9メートルの運河に転落し、39人が死亡した。当局が明らかにした。

 死者のうち16人は女性で、1人は子どもだった。運転手とその他6人の計7人は泳いで助かったが、まだ行方が分かっていない人もいる。

 現地の報道によると、バスは完全に水没した。画像ではオレンジ色の救命胴衣を着た当局者が救助艇で生存者を捜す様子が見られた。

 現地当局は運河に流れ込む水を止めた。これによりダイバーによる救助活動が進み、クレーンでバスを引き揚げることもできた。

 事故の原因は分かっていないが、これまでの調査では、運転手がバスのコントロールを失い、橋から運河に落ちたとみられている。インドの道路網は、維持管理が不十分で非常に危険なことが知られている。(c)AFP/Abhaya SRIVASTAVA