【2月16日 AFP】ウクライナの男が、警察が自宅前の道路を除雪して逮捕しに来てくれることを期待して、人を殺したと虚偽の通報をした。北部チェルニヒウ(Chernihiv)州警察が15日、明らかにした。

 警察によると、男は13日夜、母親のパートナーの胸を刺して殺したと通報。除雪車で来なければ、自分を連行できないと伝えたという。しかし警察は除雪車では出動せず、SUVで男の自宅にたどり着くことができた。

 警官らは到着後すぐに被害者とされる男性を発見したが、「けがもなく無事で、誰にも襲われていなかった」。通報した男は、すぐにうそだったと自白したという。

 警察によると、男が通報する前に自治体が道路の除雪をしたが、男は「除雪の仕上がりに満足していなかった」。男は虚偽告訴罪で、119フリブナ(約450円)以下の罰金を科される可能性がある。

 ウクライナはここ数日、記録的な大雪に見舞われていた。(c)AFP