【2月16日 AFP】ロードレース世界選手権(WGP)のMotoGPクラスに参戦するヤマハ発動機(Yamaha Motor)は15日、新シーズンに向けたモンスターエナジー・ヤマハ(Monster Energy Yamaha)の発表会を行い、2026年までシリーズ参戦を継続すると明らかにした。

 今季のヤマハは、MotoGPで通算7度の総合優勝を誇るバレンティーノ・ロッシ(Valentino Rossi、イタリア)がサテライトチームのペトロナス・ヤマハSRT(Petronas Yamaha SRT)に移籍するのに伴い、26歳のマーベリック・ビニャーレス(Maverick Vinales、スペイン)がファクトリーチームでのシリーズデビューとなる21歳のファビオ・クアルタラロ(Fabio Quartararo、フランス)とタッグを組むことになった。

 ヤマハ発動機は執行役員を務める西田豊士(Toyoshi Nishida)氏のコメント文を発表し、「グランプリレースに参戦できることを誇りに思い、当社にとって重要なシーズンが始まる前に、さらに5年間の契約更新を確認できることを大変うれしく思います」とすると、「ヤマハは1961年に世界グランプリレースへの参戦を開始しました。60年が経過した今でも、ヤマハのモーターサイクルレースへの情熱と挑戦への熱意は何も変わりません」と述べた。

 ヤマハはSRTとの契約が今季で満了することになっており、マネジングディレクターを務めるリン・ジャービス(Lin Jarvis)氏は、2022年からSRTのチーム名がロッシの名前と同選手のバイクナンバーにちなんでつけられた「VR46 Academy」に変更になる可能性があると明かした。

 来月28日にカタールで開幕するMotoGPでは、これまでにHRC(ホンダ・レーシング)をはじめ、ドゥカティ(Ducati)とKTMも、2026年までシリーズとの契約継続にサインしている。(c)AFP