【2月16日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2021)は15日、女子シングルス4回戦が行われ、大会第1シードのアシュリー・バーティ(Ashleigh Barty、オーストラリア)は6-3、6-4でシェルビー・ロジャース(Shelby Rogers、米国)に快勝して準々決勝に進出し、地元勢では43年ぶりの優勝の期待を高めた。

 無観客のロッド・レーバー・アリーナ(Rod Laver Arena)で行われたこの日の一戦で、世界ランキング1位のバーティは、持ち前の巧みな守備力でビッグサーバーのロジャースを手玉に取り、1時間11分で勝利を収めた。

 豪女子勢では1978年のクリス・オニール(Chris O'Neil)氏以来となる全豪シングルス制覇を目指す中で、準々決勝の相手は同日の4回戦で第18シードのエリーゼ・メルテンス(Elise Mertens、ベルギー)を7-6 (7-5)、7-5で退けた第25シードのカロリーナ・ムチョバ(Karolina Muchova、チェコ)に決まった。

 これで全豪では3年連続の8強入りを果たしたものの、24歳のバーティはまだ満足しておらず、地元開催の四大大会(グランドスラム)で準々決勝に到達した心境を聞かれると、まだこれで終わりではないとして、「シーズン前の準備状況を踏まえると、スタートからここまで来られたのは本当に励みになるけれど、決してこれで満足しているわけじゃない」とコメントし、「このまま一歩ずつ取り組み、できるだけ勝ち進めるように正しいことを心掛けていく」と語った。(c)AFP