【2月16日 Xinhua News】中国の税関が2020年に捕獲した検疫有害生物は384種、延べ6万9500種で、1日平均延べ190種だった。中国税関総署が15日、明らかにした。

 税関総署の報告によると、国境での有害生物の侵入防止を図るため、税関は検疫参入、国外事前検査、検疫審査・承認、口岸(通関地)検査、実験室試験、検疫処分、隔離検疫、指定の加工、感染症モニタリングといった「国外、通関地、国内」の三つの防衛線と9項目の具体的措置からなる防御システムを構築した。

 20年以降、サバクトビバッタによる被害が東アフリカから中東および中国のいくつかの隣国に急速に広がり、中国の生態系安全保障や食糧安全保障を脅かした。上海やラサなどの税関はサバクトビバッタ予防・抑制の統一的配置に基づき、流行地域から入国する輸送機関や貨物の検疫を強化、輸送機関から何度もサバクトビバッタを捕獲し、速やかに駆除処理を講じて国内への流入を防止した。(c)Xinhua News/AFPBB News