【2月15日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2021)は15日、男子シングルス4回戦が行われ、大会第4シードのダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev)と第7シードのアンドレイ・ルブレフ(Andrey Rublev)のロシア勢2人が共に勝利し、準々決勝で対戦することが決まった。

 メドベージェフがマッケンジー・マクドナルド(MacKenzie McDonald、米国)を6-4、6-2、6-3で下し先に8強入りを決めると、その後第24シードのキャスパー・ルード(Casper Ruud、ノルウェー)と対戦したルブレフも6-2、7-6(7-3)とリードしたところで相手が棄権し、準々決勝へ駒を進めた。

 今大会ではすでに予選勝者のアスラン・カラツェフ(Aslan Karatsev)もグリゴール・ディミトロフ(Grigor Dimitrov、ブルガリア)との準々決勝に進出しており、ロシア勢が四大大会(グランドスラム)の8強に3人同時に残るのは、1968年のオープン化以降初となる歴史的な快挙となった。

 ルブレフは試合後、「2人のうち少なくとも1人は準決勝に残るのは良いニュースだ。だがタフな試合になるだろう」と話した。

 一方、この日の勝利で自身の連勝を18に伸ばしたメドベージェフは、共に今回が初の全豪オープン8強となったルブレフとの友情は脇に置くとし、「それが自分たちの仕事だ。もちろん試合中は互いに勝利を目指し、最高の結果を求めて戦う」と語った。「試合が終わったら最高の友だちに戻る」

 ロシア男子で最後にグランドスラムを制したのは、2005年の全豪オープンで優勝したマラト・サフィン(Marat Safin)氏となっている。(c)AFP