【2月15日 AFP】バレンタインデーの14日、ロシアのモスクワとサンクトペテルブルク(St. Petersburg)で女性ら数百人が「人間の鎖」をつくり、収監された野党勢力指導者アレクセイ・ナワリヌイ(Alexei Navalny)氏の妻ユリア・ナワルナヤ(Yulia Navalnaya)さんへの連帯と支援を表明するデモを行った。

 首都モスクワでは、氷点下13度の寒さの中、歴史あるアルバート通り(Arbat Street)に約300人の女性が集まり、1本の白いリボンを皆で手にして人間の鎖をつくった。サンクトペテルブルクでも同様のデモが行われ、参加した25歳の女性は「悪に勝つことができるのは、愛だけだ」とAFPに語った。

 両都市では夜、ナワリヌイ氏を支持するフラッシュモブ形式の抗議デモも行われ、市内の広場や集合住宅の庭で人々が光をともして参加した。

 モスクワの大統領府(クレムリン、Kremlin)に近いマネージ広場(Manezhnaya Square)では、約50人が携帯電話のライトを点灯。市内南西部の公園では、愛犬を伴うなどした家族連れら30人ほどが地面に明かりを並べてハートの形を描き、ナワリヌイ氏の収監に抗議した。

 映像はモスクワで14日撮影。(c)AFP