ジャガーの旧車部門であるジャガー・クラシックは、1951年に誕生し、その年のル・マンでジャガー初の総合優勝を飾った伝説のスポーツ・モデル、Cタイプの復刻を決定した。これはCタイプの生誕70周年を祝して行われるものだ。

コンティニュエーションといわれる復刻プログラムは当時の設計をもとに新規生産を行うもので、ジャガー・クラシックではこれまでEタイプ・ライトウェイト、XKSS、Dタイプを現代に蘇らせてきた。現存車両を修復するレストアとは異なり、歴史的モデルがまっさらな新車としてロールアウトされるのである。

今回復刻されるのは1953年式のCタイプで、ル・マンで2度目の勝利を飾ったワークス・マシンと同仕様。エンジンは3.4リッター直6にウェーバー40DCO3キャブレターを3基搭載して223psを発生した当時のユニットを再現する。

また、このモデルはレース・カーとして世界初のフロント・ディスクブレーキを採用したことでも知られるが、復刻モデルでもこのブレーキを新たに製作し、完全再現するという。

新たな試みとしては、CADデータを用いてオンラインで車両の仕様を確認するサービスを展開。ボディ・カラーや追加装備などをバーチャルで比較できる。

完成は2022年の予定で、生産台数は8台。クローズド・コース専用車となり、オプションでFIA公認のレーシング・ハーネスやロール・バーも用意される。

文=関 耕一郎

(ENGINEWEBオリジナル)