【2月15日 AFP】14日に行われた全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2021)男子シングルス4回戦でグリゴール・ディミトロフ(Grigor Dimitrov、ブルガリア)に敗れた現全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2020)王者のドミニク・ティエム(Dominic Thiem、オーストリア)は、自分は「機械」ではなく、単に「全然ダメな一日」だっただけだと話した。

 前回大会は準優勝に輝いた大会第3シードのティエムは、4-6、4-6、0-6でディミトロフに敗れ大会から姿を消した。試合後には、「いくつか肉体的な問題」に対処しなければならなかったと認めたが、「言い訳探しはしたくない」として、詳細については明かさなかった。

「自分は機械じゃないということ」と言うティエムは、「そうだったらいいと思うときもあるが、本当に全然ダメな日もある」と話し、「このレベルでは、コート上で100パーセントの状態でなければすぐにこういう結果になる。それがまさにきょう起きたこと」と付け加えた。

 世界ランキング3位のティエムはこの日、ロッド・レーバー・アリーナ(Rod Laver Arena)での一戦で疲労の色が濃かったが、5セットの激闘を強いられたニック・キリオス(Nick Kyrgios、オーストラリア)との3回戦の影響はなかったという。

「2日前には特別な試合があった。特にその試合では観客の力があったので、(翌日は)普段とは少し異なる目覚めだった。だがその側面で言うと、まったく影響はなかった」

 2017年大会で4強入りしているディミトロフは、準々決勝で予選勝者のアスラン・カラツェフ(Aslan Karatsev、ロシア)と対戦する。(c)AFP