【2月14日 AFP】アフガニスタンのイランとの最大の交易拠点で13日午後、大規模な火災が発生し、タンクローリー少なくとも100台が焼失した。損害額は数百万ドル(数億円)に上る。当局が14日、明らかにした。

 火災が発生したのは、西部ヘラート(Herat)から120キロ離れたイスラムカラ(Islam Qala)。おおむね鎮火しており、火災原因の調査が始まっている。

 ヘラート県知事の報道官は現場を視察後、「100台または200台のタンクローリーが焼失したと報告されているが、これよりも多い可能性もある。損傷の規模を把握するには時間がかかる」と述べた。今回の火災で約20人が負傷し、病院に搬送されたという。

 ソーシャルメディア上に投稿された動画には、炎と巨大な黒煙が立ち上る場面が映っていた。

 ヘラート商工会議所(Herat Chamber of Commerce)の会長は13日、現段階の見積もりで、損害額は数百万ドルに上ると明らかにした。

 14日には、ヘラート県の大部分で停電が発生した。

 米国はイランに経済制裁を科しているが、アフガニスタンは免除を受けて石油や天然ガスの輸入を認められている。(c)AFP