【2月14日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2021)の女子シングルスで、4回戦を突破した35歳の謝淑薇(Su-Wei Hsieh、シェ・スーウェイ、台湾)が試合後、自分は「まだ若い」と信じていると話した。

 謝は14日の4回戦で、自分より14歳若い第19シードのマルケタ・ボンドロウソバ(Marketa Vondrousova、チェコ)を圧倒。試合開始早々にブレークを奪うと、アブダビWTA女子テニスオープン(Abu Dhabi WTA Women's Tennis Open 2021)でも倒している相手を6-4、6-2で難なく下し、大坂なおみ(Naomi Osaka)とのアジア勢対決に駒を進めた。

 ダブルスでは世界ランキング1位の謝だが、シングルスでは71位で、四大大会(グランドスラム)で4回戦を突破したことは、2005年の初出場からの過去37回で一度もなかった。挑戦16年目となる35歳での初のグランドスラム8強入りは、オープン化以降では最年長の記録となった。

 成功の秘訣(ひけつ)について、謝は「自分ではまだ18歳のつもりでいる。気持ちはすごく若い」と話し、「それに、今回は見た目の若さも少し気にしているから、それも大きいかな」と言って笑った。

「私にとって何より重要なのは、幸せな気持ちを忘れずに、テニスを楽しんで、そしてけがをしないこと」

 長期間にわたってレベルを維持する方法について問われると、以前全仏オープンテニス(French Open)に出場した際、恋人の両親が試合を見に来たときのエピソードを明かした。

「その全仏オープンの前まで、私はトップ10の選手に一度も勝ったことがなかった。そんなとき、当時付き合って1年か2年の恋人の両親が、初めて私の試合を見に来た」

「それで二人の方を向いたら、眠たそうに見えた。だから自分のプレーがひどいのかもと思って、『よし、もうどうなってもいいや。とにかくここからは全部のボールに食らいついて、少しでも試合を盛り上げよう』と自分に言い聞かせた」

「少なくとも、ちょっとは眠気が吹っ飛ぶような試合がしたかった。そうやって立ち直り、セットを取って、試合にも勝てた。それから、トップ10の選手にもときどき勝てるようになった」

 何年の全仏オープンの話かは明かさなかった謝だが、世界3位の大坂との試合を迎える前の段階で、10位以内の選手との対戦では8勝25敗の成績を残しており、グランドスラムでは当時8位のジョアンナ・コンタ(Johanna Konta、英国)を破った2017年の全仏など、合計で4勝を挙げている。(c)AFP