【2月14日 AFP】米国のジョー・バイデン(Joe Biden)大統領は13日、ドナルド・トランプ(Donald Trump)前大統領(74)が2度目の弾劾裁判で無罪とされたものの、同氏が支持者による連邦議会議事堂に対する襲撃を扇動したことに疑問の余地はなく、事件は「民主主義がもろい」ことを露呈したと述べた。

 上院議員100人による投票結果は有罪57票、無罪43票で、有罪票は有罪評決に必要な3分の2に届かなかった。

 この結果を受け、バイデン氏は「最終的な評決では有罪に至らなかったが、弾劾訴追の内容に疑問の余地はない」と述べた。

 さらに1月6日に起きたトランプ氏の支持者らによる議事堂襲撃について、「わが国の歴史におけるこの悲しい章によって、民主主義がもろく、常に守られればならないことに、そして私たちが決して油断してはならないことに気付かされた」とも語った。(c)AFP