【2月14日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2021)は14日、女子シングルス4回戦が行われ、台湾の謝淑薇(Su-Wei Hsieh、シェ・スーウェイ)が6-4、6-2で大会第19シードのマルケタ・ボンドロウソバ(Marketa Vondrousova、チェコ)を破り、準々決勝に駒を進めた。35歳で初の四大大会(グランドスラム)8強入りは、オープン化以降では最年長の記録となった。

 謝は無観客のマーガレット・コート・アリーナ(Margaret Court Arena)で第1セット序盤にブレークを奪うと、そのまま全く危なげなく14歳年下のボンドロウソバに圧勝。「観客がいないのは少し変な感じだったが、最高の勝利」と喜んだ。

 準々決勝では第3シードの大坂なおみ(Naomi Osaka)と対戦する。大坂は同日、第14シードのガルビネ・ムグルサ(Garbine Muguruza、スペイン)を4-6、6-4、7-5で下した。

 勝ち残っている選手の中では最もランキングの低い謝だが、今大会では2019年の全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2019)覇者ビアンカ・アンドレスク(Bianca Andreescu、カナダ)を破って勝ち上がり、自身の力を証明していた。それでも2005年に初出場したグランドスラムでは、これまで37回の挑戦で一度も4回戦を突破したことがなかった。(c)AFP