【2月14日 AFP】20-21イタリア・セリエAは13日、第22節の試合が行われ、ACミラン(AC Milan)は昇格組のスペツィア(Spezia)に妥当な敗戦を喫して10年ぶりのタイトル獲得に向けて大打撃を受け、インテル(Inter Milan)に首位浮上のチャンスを与えた。

 7度の欧州制覇を誇るミランは、ジュリオ・マジョーレ(Giulio Maggiore)とシモーネ・バストーニ(Simone Bastoni)の得点を許し、次節直接対決のダービーを控える2位インテルとの勝ち点差を暫定で5に開くチャンスを逃した。

 インテルは14日に行われるリーグ戦6連勝中のラツィオ(SS Lazio)との一戦で勝利すれば、ミランを勝ち点で1上回って首位に立つ。

 一方でスペツィアの勝利は、この日ナポリ(SSC Napoli)に0-1で敗れ、ミランと勝ち点7差のままとなったユベントス(Juventus)をタイトル争いにとどめた。

 ナポリは31分、ロレンツォ・インシーニェ(Lorenzo Insigne)がPKから決勝弾を挙げて、クラブ通算100得点目を記録。不振によりその進退が危ぶまれていると広く報じられているジェンナロ・ガットゥーゾ(Gennaro Gattuso)監督にとって大きな勝ち点3となった。

 これでナポリはASローマ(AS Roma)、ラツィオと勝ち点40で並び暫定4位に浮上。3位のユベントスとは勝ち点2差となった。(c)AFP