【2月14日 AFP】(更新)男子テニスの国別対抗戦ATPカップ(ATP Cup 2021)に出場していたギリシャのミハイル・ペルボララキス(Michail Pervolarakis)が13日、開催地の豪メルボルンを離れた後の新型コロナウイルス検査で陽性反応を示したことを明かした。

 ATPカップは全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2021)の前哨戦も兼ねる大会で、ペルボララキスはシングルスとダブルスの両方に出場。ダブルスでは全豪で4回戦に進出しているステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas)とペアを組み、シングルスではオーストラリアのジョン・ミルマン(John Millman)、スペインのパブロ・カレーニョ・ブスタ(Pablo Carreno-Busta)と対戦した。

 南アフリカ到着後の検査で陽性になったというペルボララキスは、「オーストラリアから南アフリカへ24時間以上かけて移動した後、陽性になった」と話し、「今は完全に無症状で、これからポチェフストルーム(Potchefstroom)の専用施設で隔離に入る」と続けた。

 その後の投稿では、機内かカタール・ドーハでの乗り継ぎ時に感染した可能性が高いと看護師に伝えられたと明かした。

 全豪オープンの大会責任者を務めるクレイグ・タイリー(Craig Tiley)氏は14日、ペルボララキスは9日にオーストラリアをたつまでの検査では陰性だったと発表し、「今後は医療当局の勧告次第だ」と述べた。すでに関連情報も提出済みだという。

 全豪オープンは新型コロナウイルスの大きな影響を受けており、開幕は国外選手を隔離させるため3週間遅れた。13日には空港のホテルでのクラスター(感染者集団)発生を受け、メルボルンのあるビクトリア(Victoria)州が5日間のロックダウン(都市封鎖)を始めたため、観客の入場が禁止になり、選手は隔離環境「バブル」に入った。(c)AFP