【2月14日 AFP】20-21イングランド・プレミアリーグは13日、第24節の試合が行われ、首位マンチェスター・シティ(Manchester City)はイルカイ・ギュンドアン(Ilkay Guendogan)の2得点などでトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)を3-0で下し、暫定ながら2位との勝ち点差を7にまで広げた。

 公式戦の連勝を16にまで伸ばしたマンチェスター・シティは、前回のトッテナム戦で敗れたのを最後に直近23試合で無敗となっており、ここ4シーズンで3度目となるリーグ優勝の見込みは高そうだ。

 14日の試合で暫定3位のマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)が下位ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン(West Bromwich AlbionWBA)に勝利すれば、1位と2位の勝ち点差は再び5となるが、マンチェスター・シティは首位の座を盤石なものにするための試合が一つ多く残されている。

 通算25度目となったジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督とジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督の対決は、ロドリゴ(Rodrigo Hernandez Cascante)のPKでマンチェスター・シティが先制すると不釣り合いなものになり、その後、連勝のキーマンとなっているギュンドアンが容赦なくトッテナムから2点を奪った。

 公式戦の直近6試合で5敗を喫しているトッテナムは、4位と4ポイント差の9位につけている。

 一方、昨季30年ぶりのリーグ優勝を果たしたリバプール(Liverpool FC)は、GKアリソン(Alisson Ramses Becker)の新たなミスが崩壊の引き金となってしまい、敵地でレスター・シティ(Leicester City)に1-3で敗れた。

 後半、リバプールはモハメド・サラー(Mohamed Salah)の得点で先制。しかし、ダニエル・アマーティ(Daniel Amartey)がオフサイドだったという主張が認められず、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の手助けもあってジェームズ・マディソン(James Maddison)に直接FKを決められると、この同点弾で試合の流れは変わった。

 レスターはその後、アリソンのクリアミスを拾ったジェイミー・バーディー(Jamie Vardy)が逆転ゴールをマークすると、ハーヴェイ・バーンズ(Harvey Barnes)も追加点を挙げた。

 まさかの逆転負けを喫したリバプールのユルゲン・クロップ(Juergen Klopp)監督は「2失点目は明らかに意思疎通ができていなかった」と話し、「叫ぶべき状況だが、誰の声も聞こえなかった。良いことじゃない」と続けた。

 リーグ戦の直近10試合で2勝しかできていないリバプールだが、5位以下のチームがそろって調子を落としていることに助けられている。(c)AFP/Steven GRIFFITHS