【2月16日 Xinhua News】中国自動車大手の長城汽車はこのほど、自動車用人工知能(AI)チップ大手の北京地平線機器人技術研発(地平線機器人)への戦略投資を行ったと発表、チップ産業への本格参入を開始した。

 提携協定によると、双方は自動車とAIで持つそれぞれの強みをよりどころに、多分野での業務融合により、スマート化やコネクテッド化などの自動車技術を共同で模索、共同発展をはかる。

 長城汽車の魏建軍(Wei Jianjun)董事長は、自動車のスマート化の進展に伴い自動車産業にとってチップの重要性は増しているとし、自動車用AIチップで業界をリードする地平線機器人がアルゴリズムやチップ設計で持つ実力を長城汽車は高く評価していると述べた。

 地平線機器人創業者の余凱(Yu Kai)氏は、長城汽車はイノベーション能力で業界をリードしており、自動車のスマート化では特に他社に先駆けて布石を打っているとし、両社は今回築いた幅広く深い協力関係を通じ、スマートカーのエコシステム構築に取り組み、未来志向のスマートカーを共同で開発すると述べた。(c)Xinhua News/AFPBB News