【2月13日 AFP】カンピオナート・ブラジレイロ(ブラジル全国選手権)1部のサンパウロFC(Sao Paulo FC)は12日、新監督に元アルゼンチン代表FWのエルナン・クレスポ(Hernan Crespo)氏を招へいしたと発表した。契約期間は2年。

 45歳のクレスポ氏は3週間前、アルゼンチン1部リーグのデフェンサ・イ・フスティシア(Defensa y Justicia)を率いてコパ・スダメリカーナ(2020 Copa Sudamericana)で優勝したばかりだった。

 現役時代にチェルシー(Chelsea)でプレミアリーグを制覇し、インテル(Inter Milan)でもイタリア・セリエAを3度制したクレスポ氏は、首位陥落の要因となった不振を受けて解任されたフェルナンド・ジニス(Fernando Diniz)前監督の後任となる。

 サンパウロはリーグ戦の直近7試合で勝てておらず、首位インテルナシオナウ(Internacional)にホームで1-5の大敗を喫するなど4敗を喫している。

 今季4試合を残し首位と7ポイント差の4位につけるサンパウロだが、リベルタドーレス杯(Copa Libertadores de America 2021)グループステージのストレートイン権を手に入れるには、現在の順位を維持しなければならない。

 しかしサンパウロには難しい試合が残されており、優勝争いをしているフラメンゴ(Flamengo)や、同じくトップ4入りを目指しているグレミオ(Gremio)、パルメイラス(Palmeiras)などと対戦することになっている。

 イタリアのモデナ(Modena F.C. 2018)で指導者としてのキャリアをスタートさせたクレスポ氏は、2019年1月から母国のアトレティコ・バンフィエルド(Atletico Banfield)を指揮し、昨年デフェンサの指揮官に就任した。(c)AFP