【2月12日 AFP】クーデターで実権を掌握したミャンマー国軍は12日、受刑者2万3314人に恩赦を与え、釈放するよう命じた。

 これに先立ち国軍は、拘束したアウン・サン・スー・チー(Aung San Suu Kyi)氏率いる国民民主連盟(NLD)の幹部や選挙管理委員会の関係者ら260人以上を拘束している。ミャンマーの刑務所は過密化が問題となっており、各地の記念日に大勢の受刑者に恩赦を与える慣行がある。12日はミャンマーでは祝日に当たる。

 国営英字紙「ミャンマーの新しい灯(Global New Light of Myanmar)」に掲載された国軍の声明は、国軍が設置した行政権を担う機関の正式名称「国家行政評議会」の名で発表された。

 これとは別の通知で、外国人受刑者55人も釈放するとしている。いずれの発表にも、ミン・アウン・フライン(Min Aung Hlaing)国軍総司令官の署名がある。

 釈放される受刑者らに関する詳細は発表されていない。(c)AFP