【2月12日 AFP】サッカーイングランドFAカップ(FA Cup 2020-21)は11日、5回戦が行われ、チェルシー(Chelsea)は敵地でチャンピオンシップリーグ(2部)のバーンズリー(Barnsley)を1-0で下し、トーマス・トゥヘル(Thomas Tuchel)監督下での好調を維持した。

 前半に活気のないパフォーマンスを見せたが辛うじて勝ち上がりに成功したチェルシーは、トゥヘル監督が就任してからの5試合で4勝1分けという成績をマークしている。

 トゥヘル監督は「度胸が十分ではなく、長い時間引き過ぎていた」と振り返り、「もちろんもっと良いプレーができる。だからもっと要求したのだが、フラストレーションをためているというわけではない」と続けた。

 チェルシーはこの日、2-1で勝利した7日のシェフィールド・ユナイテッド(Sheffield United)戦から先発メンバーを10人変更。厳しい批判を受けていたGKケパ・アリサバラガ(Kepa Arrizabalaga)がゴールに入ると、ファインセーブで相手の先制点を許さなかった。

 トゥヘル監督はハーフタイムに2人の選手を投入すると、64分にはそのうちの一人である右SBのリース・ジェームズ(Reece James)のパスから、タミー・アブラハム(Tammy Abraham)が今季公式戦12点目となるゴールを決めた。

 昨シーズンの準優勝チームであるチェルシーは抽選の結果、準々決勝でプレミアリーグで下位に沈むシェフィールド・ユナイテッドをホームに迎えることになったため、再びウェンブリー・スタジアム(Wembley Stadium)でプレーすることに期待を膨らませるだろう。

 他の試合では、サウサンプトン(Southampton FC)がウォルバーハンプトン・ワンダラーズ(Wolverhampton Wanderers)に2-0で勝利。リーグ戦で散々な結果が続いているサウサンプトンは、8強入りを果たした中で唯一プレミアクラブではないチャンピオンシップのボーンマス(AFC Bournemouth)と準々決勝で対戦する。(c)AFP/Kieran CANNING