ヒマラヤ氷河崩壊に見るアジアの大河が直面している脅威
このニュースをシェア
■今世紀に入ってヒマラヤの氷河が解ける速さが倍に
カナダが拠点の環境NGO「プローブ・インターナショナル(Probe International)」のパトリシア・アダムズ(Patricia Adams)代表は、こうした地帯にダムを建設すると土砂崩れが起こりやすくなり、危険過ぎると述べた。
温暖化が一因だと指摘する専門家もいる。
2019年の大規模な調査研究では、ヒマラヤの氷河が今世紀に入ってから、それまでの25年間に比べて倍の速さで解けていることが明らかになった。
「ヒマラヤ山脈では気候変動の影響が現実に起きている」とシンガポール地球観測研究所(Earth Observatory of Singapore)のベンジャミン・P・ホートン(Benjamin P. Horton)所長は述べた。氷河が減少すると、事故が起きる危険性が増大する以外に地域の飲用水や農業用水が不足する結果につながるという。
近年の水害では、2013年にウッタラカンド州でモンスーンの豪雨により川が氾濫し、洪水や土砂崩れで村落が流され、約6000人が死亡した例がある。