【2月11日 AFP】交流サイト(SNS)最大手の米フェイスブック(Facebook)が、人気急上昇中の音声SNS「クラブハウス(Clubhouse)」に対抗し、独自の音声SNS開発に乗り出したと、米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)が10日報じた。

 同紙は匿名の関係筋の話として、フェイスブック幹部が従業員に対し、フェイスブック版クラブハウスの開発を指示したと伝えている。

 クラブハウスは、利用者がトピックごとに作られているさまざまな「部屋」に立ち寄り、会話をしたり聞いたりできるアプリ。現在はアップル(Apple)のiOS版のみだが、著名人の間でも人気を博している。フェイスブック創設者のマーク・ザッカーバーグ(Mark Zuckerberg)最高経営責任者(CEO)も先日、拡張現実や仮想現実について語る「部屋」に登場していた。

 ニューヨーク・タイムズによると、フェイスブックの広報担当者は「長年にわたり(当社は)音声・動画技術を通じて人々をつないできた。顧客体験を向上させる新しい方法を常に模索している」と述べたという。(c)AFP