【2月11日 AFP】米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)、第55回スーパーボウル(Super Bowl LV)を制したタンパベイ・バッカニアーズ(Tampa Bay Buccaneers)が10日、地元フロリダ州タンパ(Tampa)の川で優勝パレードを行った。パレードでは、QBトム・ブレイディ(Tom Brady)が別のボートに乗っていたロブ・グロンコウスキー(Rob Gronkowski)にトロフィーを投げる一幕もあった。

 7日に行われたNFLの頂上決戦で、バッカニアーズは31-9でカンザスシティ・チーフス(Kansas City Chiefs)を下し、ホームスタジアムでスーパーボウルを制した初のチームとなった。

 この試合でブレイディは、TEグロンコウスキーへの2本を含めて合計3本のタッチダウンパスに成功するなどし、20年を過ごしたニューイングランド・ペイトリオッツ(New England Patriots)を退団した後では初となる自身通算7度目のスーパーボウル制覇を果たした。

 古巣ペイトリオッツの地元ボストン(Boston)はこの時期寒い気候であることから、今回のようなパレードは初めての経験となった43歳のブレイディは、チームの公式ツイッター(Twitter)に投稿されたテレビのインタビューで、「前にもダックボート(duck boat)に乗ったことはあるけれど、凍えるような寒さだった。今回は全然違う」とコメントし、「これは完璧だ」と喜んでいた。

 バッカニアーズのブルース・アリアンズ(Bruce Arians)ヘッドコーチ(HC)が先頭のボートでパレードを楽しんでいる中、ブレイディはチームが7日に手にしたヴィンス・ロンバルディ・トロフィー(Vince Lombardi Trophy)と共に、自身が所有する200万ドル(約2億円)のボートの後ろに乗っていた。

 すると、何度かアンダーハンドで投げる練習をした後、後方のボートに向かってトロフィーをトス。高々と宙を舞ったトロフィーをグロンコウスキーがキャッチすると、周囲では歓声が上がり、大いに盛り上がっていた。(c)AFP