【2月11日 AFP】サッカースペイン国王杯(Copa del Rey 2020-21)は10日、準決勝の第1戦が行われ、FCバルセロナ(FC Barcelona)はアウェーでセビージャFC(Sevilla FC)に0-2で敗れ、優勝に向けて崖っぷちに立たされた。

 22歳のジュール・クンデ(Jules Kounde)が相手3人をかわし華麗に先制点を挙げたセビージャは、試合終了間際にイヴァン・ラキティッチ(Ivan Rakitic)が古巣から追加点をマークし、バルセロナをさらに厳しい状況へ追い込んだ。

 バルセロナのロナルド・クーマン(Ronald Koeman)監督は、「ややふさわしくない結果だ。相手にとっては出来過ぎの結果だと感じている」と振り返り、「0-2での折り返しは難しくなるが、(中略)前進し続けなければならない。ホームでならこのチームは何だってできる」と続けた。

 クーマン監督は以前、国王杯が今季のタイトル獲得へ向けた「最短距離」と話していたが、クンデがするすると守備陣の間を抜けていく光景を目の当たりにし、16日に控えているパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)との欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2020-21)を前にろくに自信を高められなかった。

 11日に行われるもう一方の準決勝第1戦では、アスレティック・ビルバオ(Athletic Bilbao)とレバンテ(Levante)が対戦する。(c)AFP