【2月10日 AFP】昨年7月に打ち上げられた中国の火星探査機「天問1号(Tianwen-1)」が10日、火星の周回軌道に到達する予定だ。

 火星の土壌調査をミッションとする天問1号は重さ5トン、周回機、着陸機、ローバーで構成される。今年5月に火星のユートピア(Utopia)平原への着陸を目指している。

 中国、アラブ首長国連邦(UAE)、米国は昨年7月、地球と火星の距離が最も近い期間を利用して、それぞれ火星探査機を打ち上げた。このうちUAEの火星探査機「ホープ(Hope)」が9日、アラブ圏では初めて、火星の周回軌道への到達に成功した。(c)AFP