【2月10日 AFP】サッカーイタリア杯(Italian Cup 2020-21)は9日、準決勝の第2戦が行われ、ユベントス(Juventus)はインテル(Inter Milan)と0-0で引き分け、2試合合計スコア2-1で決勝進出を決めた。

 本拠地アリアンツ・スタジアム(Allianz Stadium)でユベントスは、規律のとれたパフォーマンスでインテルを封じ、5月にローマで行われる決勝に進んだ。

 決勝でユベントスはナポリ(SSC Napoli)とアタランタ(Atalanta)の勝者と対戦する。敵地での第1戦を0-0で終えたアタランタは、10日に本拠地ベルガモ(Bergamo)にナポリを迎える。

 インテルはロメルー・ルカク(Romelu Lukaku)とアクラフ・ハキミ(Achraf Hakimi)が復帰したものの、ユベントスのベテランGKジャンルイジ・ブッフォン(Gianluigi Buffon)を脅かす場面をほとんどつくることができなかった。一方のユベントスは、クリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)が2本のシュートを相手GKサミル・ハンダノビッチ(Samir Handanovic)に阻まれるなど無得点に終わった。

 ユベントスは1月17日のリーグ戦でインテルに0-2で敗れた後は無敗。新人指揮官のアンドレア・ピルロ(Andrea Pirlo)監督は、シーズン序盤は苦しんだものの、リーグ戦とカップ戦で優勝を狙えるところまでチームを立て直した。

 選手としてユベントスでリーグ優勝を4度経験しているピルロ監督はイタリア放送協会(RAI)に対し、「今は監督として全く気分が違う。とても満足しているが、まだ何も成し遂げていない」とコメントし、「きょうはとても良かった。相手はほとんど枠内シュートを打つことができなかった。ピッチ上でのベストプレーヤーはハンダノビッチだった」と付け加えた。(c)AFP