【2月9日 Xinhua News】中国の台湾海峡を任務エリアとする初の5千トン級巡航救助船「海巡06」が8日、湖北省(Hubei)武漢市(Wuhan)にある国有造船最大手、中国船舶集団傘下の武昌船舶重工集団双柳造船基地で進水した。就役後は台湾海峡に駐留する最大の海事巡航救助船となる。

「海巡06」は全長128・6メートル、型幅16メートル、型深さ7・9メートル、設計排水量5560トン、設計速度20ノット。航行区域無制限の航行能力を備え、航続距離は1万カイリ。外部からの補給なしで60日間、海上巡航と法執行が可能となっている。2019年5月に建造が始まっていた。今年末に福建海事局に配属される見込みで、主に台湾海峡の海域で海上交通の巡航管理と緊急救助などの任務に当たる。また、全国の海事監督管理や緊急調整への参画、国際海事交流・協力への派遣も予定されている。(c)Xinhua News/AFPBB News