【2月9日 AFP】20-21スペイン1部リーグは8日、第22節の試合が行われ、首位アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)はセルタ(Celta de Vigo)と2-2で引き分けて連勝が8で止まり、2位FCバルセロナ(FC Barcelona)と3位レアル・マドリード(Real Madrid)に一筋の希望の光が差した。

 本拠地ワンダ・メトロポリターノ(Wanda Metropolitano)でセルタのサンティ・ミナ(Santi Mina)に先制点を許したアトレティコは、その後ルイス・スアレス(Luis Suarez)の2ゴールで逆転し、2位との勝ち点差を10を維持するかに思われた。

 しかし、アトレティコは89分にファクンド・フェレイラ(Facundo Ferreyra)に同点ゴールを許し、バルセロナとレアルとのポイント差は8となった。なお、アトレティコは両ライバルよりも試合の消化が一つ少ない。

 まだ大きく水をあけられてはいるものの、今節レアルはSDウエスカ(SD Huesca)に、バルセロナはレアル・ベティス(Real Betis)に勝利しており、追う立場のチームにとっては朗報となった。なお、レアルは9日にヘタフェ(Getafe CF)戦で勝利すれば、首位と5ポイント差となる。

 この数か月新型コロナウイルスの影響を受けているアトレティコは、この日の午後に新たに2選手から陽性反応が出たと発表している。

 今回陽性が出たのはトマ・レマル(Thomas Lemar)とエクトル・エレーラ(Hector Herrera)で、アトレティコからはすでにマリオ・エルモソ(Mario Hermoso)やジョアン・フェリックス(Joao Felix)、ムサ・デンベレ(Moussa Dembele)が陽性者のリストに入っている。

 アトレティコを率いるディエゴ・シメオネ(Diego Simeone)監督は、「われわれは最大限の努力で対応していかなければならない。チームにはチャンスをものにできる選手がいる。選手たちの回復を願う」とコメントしている。(c)AFP