【2月11日 CGTN Japanese】統計によりますと、コロナ禍で、全国では1億人以上が帰省せずに今いる場所で春節(旧正月、Lunar New Year)を迎えることになります。「実家の味」の宅配は、家族・友人の間で思いや祝福を伝えるための最も効果的なツールとなっています。春節を控え、こうした注文が宅配の多くを占めています。

 安徽省(Anhui)蕪湖市(Wuhu)靄里村の張世有(Zhang Shiyou)さん宅では、5日早朝から、揚げた肉団子やアヒルの塩漬け、塩漬けの肉、餅など故郷の食材を箱いっぱいに詰めて、出稼ぎで浙江省(Zhejiang)にいる息子のもとに送りました。出稼ぎに行ってからの18年間で春節に帰省しないのは今回が初めてで、故郷の味を届けて一緒に新年を迎えたいとのことです。

 銭程程(Qian Chengcheng)さんは安徽省から北京に出稼ぎに来て10年になります。北京で年越しをするのは今年が初めてだそうです。実家に帰れなくても、両親から故郷の特産品であるソーセージや牛肉のしょうゆ煮込みなどが送られてきました。北京で故郷の味を味わいながら新年を迎えると話しています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News