【2月8日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2021)は8日、女子シングルス1回戦が行われ、大会第8シードのビアンカ・アンドレスク(Bianca Andreescu、カナダ)は、1年以上ぶりとなる一戦でミハエラ・ブザルネスク(Mihaela Buzarnescu、ルーマニア)に6-2、4-6、6-3で勝利し、涙を拭った。

 2019年の全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2019)女王のアンドレスクは、最終第3セットの第7ゲームで3度のブレークポイントにさらされたものの、これを乗り越えて2時間を超えるフルセットマッチを制した。

 この試合27本目のウイナーで勝利を締めくくり、感情が高ぶったアンドレスクは「勝ちはとても重要。自分の力を強く信じているし、次の試合も楽しみにしている」と語った。

 20歳のアンドレスクは、前哨戦のグランピアンズ・トロフィー(Grampians Trophy 2021)では第1シードに入っていたものの、オーストラリア到着後の14日間にわたる厳しい隔離期間を過ごした後、大事を取って出場を見送っていた。

 2019年10月のWTAファイナルズ(WTA Finals Shenzhen 2019)で左膝を痛めて以来1年3か月にわたり実戦から遠ざかっていたアンドレスクは、同年の全米オープン決勝でセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)にまさかのストレート勝ちを収めてからの勢いが止まっていた。(c)AFP